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 雑記in'on  (旧talkin'bout RO)
   
roのこととか音楽のこととか、その辺いろいろ
                                                 

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 時事とエンピツ
145   2014/07/31(Thu) 05:55
いち3   <ichisanro@outlook.com>

こないだ結婚式に行って来ました。まあ勿論、やあ坊さんのではなく、従兄弟のやつです。
この1年間だけで、ほぼ同世代の従兄弟の2組が結婚し、ついに私だけ、みたいな
状況になったんですが、さて自分はどうするんですか、という愚問はさておき、
真っ当に生きてるはずの従兄弟らはどうするんだろうなあ、と時折もやもやしてた件が、
時流っていうんですかね、こうもあっさりと解決するもんですねと、しみじみしました。

夜中に散歩していても、この1年間で夜間工事などが増えまくっているのを肌で感じ、
あー今夜もばんばん道路掘り返してますねと、世の景気というのが必ずしもこれで
測れるかどうかは微妙ですが、一応実体経済活性として仕事増やそう、そして所帯という
流れも、まあ良い事でしょうね、政権与党の努力成果ですよね。がんばれ民主党。
あ、違いますね自民でしたね。失礼しました。


#さて、時事といえば、佐世保のJK事件ですね。ちょっと書くにも心苦しい事件ですが。
私も中2ぐらいの頃に、例の学校での寮生活で、
佐世保出身の同級生に、エンピツで足を500回ぐらい刺されました。
自習時間に隣に座られて、なんかくだらない文句を言いながら
グサグサと30分ぐらい太ももを刺してしたので、500回ぐらいですかね。
私は、太ももにエンピツが何度刺さっても意外とたいして痛くない事を良い事に、
あー、こんな救いようのない狂人は早く死ぬか、いずれ逮捕されれば良いのにな、
とか、ダメな地域出身者の集まる場所に来てしまったな、とかしみじみと
寮監が見廻りにきて逃げるまで、派手に抵抗することもなく我慢していました。
まあ、こいつは2年もしないうちに学校を去りました。

あとは平戸出身者に、もっと異常者がいまして、奴は今回のJK加害者の境遇を思わせる、
親が厳格教育者系らしく、幼少時から空手か武道を習わされていて鍛えた拳突き等を、
手加減せずにそのまま暴行に使うので、何かと被害率が高かったわけですが、
窃盗とか破壊とかも独断でやる率が高かったので、こいつも酷いと思っていて、
こいつと何か会話接点でも取り持って、柔和させる手はないかと思っていたら、
映画の話をするとわりと乗ってくるので、よく映画の話を振って災いをごまかしていました。
当時『死霊のはらわた』が話題で、私も多少スプラッター的なものを研究してました。
で、たまたま奴と私2人しかいない教室で映画の話をしていた時があり、
『死霊のはらわた』の話題で盛り上がったんですね。10分ぐらい話していたら、
急に奴が激昂し、エンピツを握って私を刺してきたんですね。ちなみにこの映画には、
憑依された人物が、エンピツをすごい力で握って何かを描くというシーンがあるんですが、
その話をしてた直後でした。で、奴は例のごとく手加減をしないので、
私は腕とかにかなり痛い怪我をしました。ともあれ、仲良く話していたと思ったら、
急に豹変したので、それ自体がサイコ的に恐ろしい印象で、酷い思い出になりました。
そんなわけで、今でもサム・ライミ監督の名前を見るたびに、スパイダーマンではなくて
死霊のはらわたと、エンピツを思い出します。その手の印象のほうが強烈だと、
なんというか今さら、映画を映画らしく愛好する気にもなりません。酷いもんですね。
ちなみに、奴は他でも特に悪評高かったのでその後、上級生にかなり本格的な制裁をされ、
私を含む同級生全員に儀礼的な謝罪回りをさせられた後、学校を去りました。
泣きながら謝罪回りしていました。こいつでも泣く事があるんだな、としみじみしました。

ともあれ、今回の佐世保JK事件に際して、私にはこんな過去がちらつきました。
自分の経験に基づき、今回のJKらの背景、心情機微が、手に取るように想像出来てしまいます。
まあ、特異な経験則なので、他の人に伝えるのは難しいですがね。この境界線は何でしょうね。
まあ、云ってみれば、極めてハードコアでアンダーグラウンドな境地ですよね。
そこいらのヒップホップラッパーでも無理で逃げ出しそうな位相レベルの、ですね。

まあ、佐世保や長崎という地域に特化するのは、また違う分析が要るんでしょうけど。
私の中ではかなり分析はできていますが、そこまで語るのはまたの機会に致しますが。
もっとも上記2名とは別に、また違う位相レベルで危険な同級生がいて、
それはまた違う他府県出身者でしたし。けだし当時は全体的におかしかったんでしょうねえ。

で、奇しくも、加害者のJKが私と同じ誕生日だったようです。15から16歳になる境目で、
刑法的な扱いも揺れる可能性云々と、その手の議論もされるとの事ですね。
そんなわけで、私も妙にいろいろ思い出をオーバーラップさせられるという、
今年もまた、そんな奇特で地味な誕生日でした。でしたとさ。


さて今日の一曲ですが、些かサグい、サイコパスい話をしてしまったので、清涼感でリフレッシュ
する意味で、こんなのにしてみますね。これは良いですよー。Liz Story - Wedding Rain

ウィンダムヒルだけどGウィンストンのような「ふんわり感サービス色」は寧ろ無くソリッドで、
ECM周辺のジャズ的朦朧さも無し。勿論、私はそっち方面も嫌いではないんですけども、
寧ろ、ケルンに触発を基調として、こういう極めて清々しくベーシックな1ページを刻んでみたいな、
というタームは誰しも一度はありそう、みたいな意味で、たまたまこの人のこの時期において、
偶発的に残された一作ではないかと思うんですよね。それに今さら我々が、触れられる喜びね。
過ぎ去ったからこそ良いってのもありますね。てか、ロックじゃなくてごめんなさいねw


[返信]

 CD購入
144   2014/07/21(Mon) 08:40
やあ坊  

大宮に取引先があり先日そこへ行きましたらそこのご近所に
あのディスクユニオンが開店しておりました。
なんとも懐かしくなり吸い込まれるように入店して
ボアダムズの中古CDが600円で安かったので買いました。
もう新しい音楽をいろいろ聴いたり深く潜ったりすることは
あまりないのですがそれでもCD屋さんで見て回るのも
楽しいもんだなぁとしみじみ致しました。

#結婚へのみなさまの祝辞ありがとうございます。
ロケンローラー的なベタな結婚は「同棲して子供できちゃって
しょうがねぇな籍でも入れるか」だと思うのですが
スーツにネクタイの社会人としてはそういうわけにもいかず
いちおう堅苦しい儀式もその当事者として処理している
最中でございます。もちろん「お嬢様を私に云々」みたいな
伝統行事などもやりまして我ながら「やあ坊のくせにギャハハ」
と噴き出しそうになりました。

#というわけでボアダムズ貼っておきます。宇川さんがすばらしい。
部屋を明るくしてPCから離れて見てね。


[返信]

 TR-909の思い出
143   2014/07/19(Sat) 15:17
いち3   <ichisanro@outlook.com>

私は銘機TR-909を所有してた事があります。まあ局地的には自慢の一つになりそうですが。
どうやって手に入れたのか、はっきり聞いた記憶がないんですが、姉が部屋に持ってました。
初見、このPC-8001mk2みたいなキーが一列だけ並んでる、これは何ですか、と思いました。

その頃はとにかく、ギターが鳴ってるロック或いはブルース等こそ至高と思ってました。
ましてやその手の機材とか、その手の知識を集める事もしてませんでした。

一応ざくっとした操作法を聞いた後、何故か姉が越天楽らしき雅楽のCDを流して、
じゃ、これに合わせてドラムパターンを打ち込んでみろ、と言われたので
ドデデンパンテトチチッみたいな、意味の分からないパターンを組んだのが最初です。
でもまあ、これは細野晴臣かインダストリアル的な音響芸術色を狙ってるんだなと
直感的に理解したので、その一連の行為だけでもう、なるほどと全体像を理解した気になりました。

その後、姉が長らくいじる事もない状態で置いているのを察知したので、
じゃ研究してみるから持って帰るわ、と適当な理由で譲り受けた気がします。

1年間ほどいじっておりました。なぜこれがそんなに凄いのか、エフェクトつないだり様々試しました。
シンバルの音がたまに、強烈なトレモロをかけたように、びよよ〜んと鳴る事がありました。
電圧のせいでしょうか、この音が出た時はいつも、なんともニンマリ微笑みたい心地になりました。
このような偶発的なエラーな音をフェチ的に愛するというのが、テクノには通底しますよね。

しかし、TR-909と対峙しているうち、何か違うな、と思い始めました。
私のような雑食性の高い音楽マニアにおいては、TR-909をテクノの正道のように使うよりも、
サンプラーであらゆる音を取り込んだほうが、性に合ってるだろうと、思ってしまったんですね。

これは些か後悔しています。その後、909は蚊帳の外に置き、サンプラーを研究する作業に執心没入しました。
真夏に部屋に篭って、刺身タンポポ的な作業が続いても厭わず、何を求めているかも不明瞭なまま、
名刺よりも小サイズなLCDディスプレイと音だけを手がかりに、処理の鈍重な波形編集と格闘したり、
膨大なサンプルライブラリーを作成した後、当時の保存メディアであるMOをクラッシュさせてしまい、
1ヶ月分の作業が消滅したり。夏が来る度、あの不毛なひと夏を思い出します。サンプラーの夏。
いやまあ、実際はひと夏じゃなくて、3年間ぐらいは没入し倒しましたよ。あくまで季節的イメージです。

サンプラー的手法は今どきはPC内でも簡単高速に行えるので、その価値は暴落しました。まさに不毛です。
権利関係やら音質面の問題もあって、サンプリング主体の制作も、かなり廃れたともいえますし。
その他諸々、過去サンプラーに思い入れた経験のある人なら誰でも頷ける、客観的斜陽視点は多くありますね。
まあSP-1200とか、あの手のローファイ付加価値路線もありましたが、やはり廃れた気はしますね。

それにしても「Rolandサウンド」ってありますよね。909、808、303、JUNOにも通底する何らかの音質の共通点ね。
比較すればLinnDrumのような中域の厚み、高域の艶やかさなどで生っぽく豪華に際立たせる実体感とは真逆の、
イメージ的に云えば、プラスティック樹脂の響きが常に乗っているとでもいうんですかね。
たぶん出力段の回路設計、フィルタリングに、共通する特色でもあるんでしょうけど。
この極無機質的な音色が、何故これほどまで長く愛好され普遍化し、すでに当たり前に存在すべき信号音のように
人を踊らせるのか、かなり謎で、しみじみしますね。

今日の話に、無理矢理結論めいたものを導くとすれば、人は他者でなく、たかが一つの機器と対峙する事も可能であろう、
それは何やら揺ぎ無いフェチ性に特化された時間であり非常に落ち着くものですが、気づいたら人生を左右されている、
無機質ゆえにその実体を掴めるにも至らないであろうという、麻薬的側面もあり得ますよね、ってな感じでしょうか。
今どきに照らせば、不毛と云えば、SNSやらゲーム仮想現実、或いはもっとオーソドックスなのはドラッグ関連でしょうが、
ある意味それらより、もっと不毛な没入(の夏)が私には既にありました。ありましたが何か?といった一文でしょうか。


さて今日の一曲ですが。Kenny Larkin - Azimuth デトロイトとか他にも数多ありますが、例えばこの曲ですね。
いつしか、実機のTR-909を使って制作したものを「TR-909の生音」と呼び珍重される時代もありました。
これは非常にアイロニカルですね。「生音」とは元々かけ離れたモノの、実機としての生音希求という。
実機を使うことによるアナログ的音の揺れ、電圧変化と波形加工とはやはり根本的に違うんだな、と実感できる、
この生音ですね。関係ないですが、この曲の上モノって、ニュース番組のBGMみたいですよね。


#ご意見連絡等をいただくメールを設置しました。スパムが来たらすぐ没かもしれませんが。
#バンド名
例のごとく時事ネタ単語にerを付けたら脱法ハーバーになって、渡り鳥ブルースか第三倉庫な感じでかっこよかったので
私はそれでいいです(絶望)。ただし私は吸っても買ってもいないので、その手の話題はご遠慮ください。

あーでも、たしか現役の邦楽アーチストで一番しっくりくる名前は小田和正だ、という識見がありまして、
簡素な漢字だけで、無理な威厳や衒いも無いながらも安定感且つ軽快で洗練感のある、筆の流れ的にもしっくりくる、
多角的に観て隙が無いという、確かに「和夫」「和成」だったら急にバランス崩れるよね、とか、そういうセンスは
理解できますな。まあ、あんま人の名前でどうこう評価するのは世間的にはアレかもしれないですけどね。とほほ。


[返信]

 正解!
141   2014/07/17(Thu) 00:49
wata流  

邦楽のバンド名で「ご名答!」ってのは、どれなんですかね。
まぁ最近はいろいろと珍妙奇天烈なものもございますが。

短文系の
テスラは泣かない
とか
それでも世界が続くなら
とか

この辺は、不正解ですね。残念。

気をてらってみました系
ゲスの極み乙女
とか
モーモールルギャバン
神聖かまってちゃん

正解のはずもなく。

the xxxx 系は論外として
the xxxxが嫌だから英語のいいフレーズを引っ張ってきました系
GOOD ON THE REEL なんて、反吐とか罵詈雑言が出てしまいますね。
まぁ特に意味はないですよっていう雰囲気を醸し出されると、こっちが対応に困るわけです。

GET UP KIDS を日本人がマネしてもダメなんですよ。
なんで気づかない?

日本語+カタカナも、本当に厳しい。
真空ホロウ
あー、だめだだめだ。

筋肉少女帯はたぶん惜しかったのかもしれないけど
KING-SHOW と書いた時点で、ゲームセット。

確定はしてないですが、正解は

LOUDNESS
チャットモンチー
黒夢

この辺りに潜んでいるというのが、投機筋の確かな情報です。

さよなら、また今度ね

止めろ!過ちを繰り返すな。

ANGRY FROG REBIRTH

辛いよ。俺は本当に辛い。

ドレスコーズ

惜しいよね。志摩さん、正解を狙いにいった感がもう少し抑え目なら完璧だった。

RCサクセション

ほぼ正解。その真偽はともかくとしてもダジャレのエピソードが無ければよかったのに。

フラワーカンパニーズ

あ、これも正解っちゃ正解だね。ちょっと置きにいった感はあるけど、のけぞるレベルではない。

難しいね。

俺がバンド名を名づけるなら?

つけてみろって?

三輪駆動(M)
森本幼稚舎
メタルクッキーズ

上二つは、不正解だね。
メタルクッキーズは、地方予選ぐらいは出られるかもね。

という一連の文章をもって、結婚祝福のご挨拶とさせていただきます。


[返信]

 7月はじめの日常
140   2014/07/08(Tue) 21:09
いち3  

いつものように、酒飲んでラーメン食べた後に、電気量販店に寄りました。

液晶テレビの画質って、やっぱりipsとか倍速とかフルハイの違いとかなかなか分からんよねー、
でも、前に入った店では違いが分かったような気がしたんだけど結局コンテンツ次第かな、などと考えあぐねつつ、
電気量販店でテレビ画面を凝視してたりしてたんですが、女の子の店員に声を掛けられました。

今どきの若い子に特有の「無茶振り感」ってあるじゃないですか。
あの感じで、ガツガツと営業トークともSNS的アイドル的トークともいえない
ボーダーレスな感じで迫られるんですよね。電気量販店でも。
まあAKBの選挙とか握手とかでも、アピールああいう感じなんでしょうね。
ももクロなんてもっと顕著ですよね。まあかわいくて良いんですけどね。
ああいう今どきの女の子がガツガツアピールする感じって、
世の中的社会的に、セクハラ的にすごく厳しくなったからこそ成立してると思うんですよね。
昭和なら確実にお尻触られますよね。昭和なら。
だからまあ、ある意味日本も平和になったな、べつに無理に逆行を望む事もないだろうと
いう意味を含めて、かわいくて良いことだとは思うんですけどね。

で、私はどうなったかというと、
計算機片手にバシバシと、今よりこんなにお安くなりますよウフフと迫る回線プランの子と
テレビのスペック説明の子に左右から大量の情報が入ってきて、
急に酔いが回ってきて吐きそうになってしまい、今日は決められないよごめんねと、ごめんねポーズまでして、
一応丁寧に名刺だけもらって、店を出た後、隣のビルの植え込みでしばらく腹を押さえて座り込んでました。
まあ5分ぐらいで気分は良くなりましたが。
まあとにかく私は、すっかり人馴れしてないなあ、としみじみしました。
これだから、それらしいお店で飲んだりとか出来ないんだよね私は、やっぱりそうかな、とか思いました。

まあ「酒が好きなくせに強くない」という事については、いろんな意味でコスパが良いと思っているので、
そんなにヘコんではいませんが。

#漫画はラーメン店で待っている時ぐらいしか読まないような、すでにそんな接し方なんですが、
その日のラーメン店で『宇宙兄弟』という、初めて知る漫画が置いてあり、1巻を読みました。
なんか全体像的に邦画的な感じで、ああ今ってモーニングってこういう感じなのね、と直感的に読み解きました。
遅読の私が、ざくざく読んでいけるのは、映画的なテンポのあるある配置の軽妙さが上手い塩梅だからでしょうか。

モーニングらしく、社会人新人に希求される作品を提供しているというのは、今も変わらないと思いますが、
たぶん2000年以降の若者というのは、経済低迷にも伴い、我々とか90年代までを生きた人間が
いろんな事にネガティブに、或いはエヴァ的に悟ったように語り、今から始める若者に対して先回りして
あまりやる気にならないような現実感と知識をアドバイスしてきた、むしろそれに対峙しつつどう戦って生きるか、
というのが日常的テーマなんだと思います。この10年余り。この漫画からもそれを顕著に読み取れました。
今から世を生きる若い子が、我々(というか私)の話なんて、真に受けちゃ駄目ですよ。はっきり言って。


さて今日の1曲ですが、Airto Moreira - Xibaba (She ba ba) - 1970
こないだラジオで聴いて、なんかこういうのラジオでたまたま流れるとすごく良いよね、と思っただけですが。
まあ云わばジャイルスピーターソンが流しそうなブラジリアンですけど、中盤からのオルガンを打楽器連打ぽくリフる感じと
なんて楽器か忘れましたが、ウホッホウホホホっていう音が主体のグルーブが良いですよね。この音色、
つい声で真似したくなりますよね。今日は些か適当な解説ですみません。



#VHSさま。せっかくなので全曲拾い聴いてみました。
レビューが上手いせいか、全部良さが理解できました。
なんで全部良さが分かってしまうのが不思議なぐらいです。またよろしくおねがいします。

#やあ坊さま。ご結婚おめでとうございます。マジですか。まじっすか。
最後の最後まで詐欺ではないかと自分に疑いをかけてみるというのが、やあ坊さんらしくて良いですねw
動画期待しております(うそです)
たしかにこのサイトの存在は、言わないほうがいいですよね(小声)


[返信]

 近況報告
139   2014/07/06(Sun) 22:27
やあ坊  

えー。なんと言いますか、私はやあ坊の分際で結婚することになりました。
よもや自分にこのような事態が起こるとは思ってなかったというか
それなりの努力はしていたのですが今までは成就せずにおりまして
むしろ成就しないことに安堵すらしていたのですが今回は
自ら望み相手もそれを望むという非常に稀なケースに遭遇し
当惑しているところであります。
ていうかあまりにもうまく行き過ぎているので結婚詐欺ではないかと
疑ってすらいます。
数ヵ月後に詐欺被害者としてワイドショーなどにモザイク入りで
音声も変えられた私が「いやぁすっかり騙されました」と醜態さらす
ことになるかもしてませんがその時はその動画をここに貼ることを
お約束いたします。

ちなみにこんなロック掲示板を15年も運営していることは
言えるはずも無く今後も隠し通すでしょう。
というわけでこれからもよろしくお願いします。


[返信]

 The Replacementsについて
132   2014/06/28(Sat) 02:16
いち3  

たまには1バンドについて語ろうかと思いました。
The Replacementsでございます。多分、当サイトの長い歴史でも語られた事は無かったと思いますね。
カテゴリし難いバンドで、時代性でいっても、80年代のハードロック、ニューウェイブ他スタイリッシュなロックにも、
90年代以降のグランジやオルタナのカテゴリにもイマイチ収まりきらなかったせいだと思います。
つまり時代やらシーンを思い起こす、という枠でも語られにくいはずです。

しかしこのバンドは凄いです。長く信奉できました。私も信奉者のひとりでありたいとは思います。
誤解を恐れずに云えば、このバンドの持つ「青春」が凄すぎるんだと思います。
誤解を恐れずに云えば、ロックとは何たるか、このバンドだけで少なくともその3割は掌握できるのではないか、
そのぐらいに思っています。

私とThe Replacements(以下REP)との出会いは、例の旧友(師匠)が大量のカセットテープを送付してくる中に、
徐々にREPの曲が増えてきたことから始まります。時は90年代始まった頃、もうすでにグランジ火付き初めぐらいで、
そんな中、カテゴリのよく分からない、ちょっと古そうなバンドの音だな、何だこれ?と思っていました。
下手すると、ジョン・メレンキャンプとかあの辺の所謂アメリカンロックなシンプル風味で捉えられました。

そんなわけで、何でこんなのを推すんだろうな、と謎でしたが、じわじわと理解できました。
(後に調べると、1989年にDon't Tell A Soulをロキノンがかなり推したそうです。私は当時ロキノンを
ちゃんと読んでなかったので知りませんでした。まあ当時はマッドチェスター全盛なので、十分異色だったそうですが)

REPは、かつてはミネアポリスでパンクバンドとしてHusker Duと双璧を成していたそうで、よく比較もされますが、
どちらもパンクとカテゴリするには情感過多というかメロディアスで、なんか若干違和感だなとは思います。
よく言われるのが、Husker Duは、あのメロディーがその後のグランジの源流ぽくて、例えばPearl Jam等に似てたり、
あの過大出力っぽいギターの音色が、マイブラあたりにも影響を与えたとか、開祖的に価値があるとされ、
対してREPは、わりと商業路線に表面的に合わせたあげく90年代には生き残らなかった、みたいな評価。
私としては「そういう評価でしか見れない奴はそこ止まりよ」という、まさにそういう反意は当時からありましたが、
今となってはグランジとかもすでに時代に置き去りになったわけで、そんな評価は時が立てば結局はご破算だよな、
としみじみします。

なので、私は特に好きなのはラストアルバムのAll Shook Downかもしれません。敢えてこれを推したいです、
最もパンク的な荒々しさから遠のいた、何やらいろんな意味での諦めさえ感じられるラストアルバムでもあります。
それが良いんです。

その次に好きなアルバムはPleased to Meet Meですかね。
Alex Chiltonという曲があり、誰なんだこれは?と思い、実際のAlex ChiltonをBig Starまで遡って聴いてみると、
またこれが最高で大好きになりました。来日ライブも行きました。彼は90年代オルタナ関連で再評価されましたね。

Don't Tell A Soulは、その次の次、Timの次ぐらいですかね。客観的には薦めやすいというか、スマートなアルバムです。
Talent Showも、さすがロキノンが推すだけありますが。私としては歌詞の世界観的にも「ちょっと出来すぎだな」
という気がしてました。出来すぎ感というか、誰にも分かる領域的なのは、外したいなという観念があったもので。
でもまあ確かに、すごいアルバムですよねこれは。全てを見切ってますよね。They're Blind とかもありますしね。

先に「青春」と書きましたが、確かに解散後にバンドのフロントであったPaul Westerbergは、
REPを音楽性そのままにもっと円熟させたような色で活動をして、その楽曲は米国のカレッジライフ的なドラマや映画に
よく使われていたので、言葉通り「青春」的に大衆的消費もされたとは思います。だが、それがまた良いんです。

初期のパンクバンド期のアルバムは、もっと後になって聴けました。再発されるまで中々入手できませんでした。
余談こぼれ話ですが、この初期2枚のCDを、例の師匠が欲しがりまくって、
大阪に行った時、観光らしい観光もせず、一日中ひたすらCD店を回るという苦行に付き合わされました。
で、無かったんですが。荷物も重たくて、さすがにいい加減にしてくれと思った記憶があります。
腹が立ったので、思想カテゴリ的に真逆の、絶対に私しか聴かないような黒人ギタリストのテクニカルフュージョン
みたいなCDを買いました。しかし、なぜかそのCDはいまだに好きで大事にしています。
まあ、云ってもそれなりの汗はかいたんですよ、という事で、今日書いた内容ともどもご考慮ご容赦ください。

The Replacements - My Little Problem
さて今日の1曲なんですが、例えばこの曲は、女性ボーカルが参加してる異色の曲ですけども、
ストーンズもびっくりの直感的なギターリフが繰り返されて、一体何が始まるんですかというイントロから
リズムが絡んで、Westerbergのメロディーが絡んでいくとやはりもうREPの「青春」の疾走が表出されるんですね。
なんかもう、これこそがロックだな、としか云いようがないんですよね。主観で悪いですけどロックの3割はこれだと思います。
良かったら他の曲も聴いてみてください。では。


[返信]

 ワールドカッパー
131   2014/06/19(Thu) 16:51
いち3  

勝手に一人で和製英語を作るのが好きで、特に「ナイター中継」のように無理やりなerを付けるのが好きなので、
ワールドカッパーとなりました。「またワールドカッパーが暴れてるな」とか、
「日本もすっかりワールドカッパーの国だな」とか、
ことあるごとに頭の中で呟くと、私だけがほっこりした笑みに包まれる事うけ合いです。お試しあれ。
べつに私は何らかのアンチでは無いですけどね。普通にテレビ観戦してますし。普通に。
例えばサッカーアンチ、反お祭り派等に端的に同調されても困るっていうパターンは、結構よくありますよね。
「それにしても日本も変わったなあ」というしみじみ感を、どう包み込むかってだけの発想ですからねこれは。
もはやジャーゴンでさえないんですよ、べつに同調機能さえ無くていいんですよ、みたいなね。

#中井貴一さんが、小泉今日子さんとの僕らの時代というトーク番組で、
私が前回書いたのと同じような、父の欠落のような記憶の事を語っていて、しみじみしました。
私なんかいまだにキャッチボールのまともな方法が分からなくて、
見真似でボールを投げると時々とんでもない斜めに飛んで行ったりします。
こういうのを今さら矯正してみるか、それとも自分独特の育ち方の名残として
そのまま置いておくか、どっちがいいかなと悩んでみたりするがその前に、
キャッチボールをやる相手なんて今さらいないな、という現実がここにあったりして、
なんか現実含め、妙に詩的で尚更しみじみしますね。うむうむ。
いつか、私とキャッチボールする子供がいるならかわいそうというか、
というか恐らく「苛立ち」という学習に何らかの歪みが生じるんではなかろうか。うむうむ。

それにしても小泉さんって、かつての最強アイドルのひとりが、経験的な自虐を含めて客観視をするような
キャラクターはなんか軽く衝撃的で良いですね。加齢も無理に隠さないサバサバ感がね。中身がYOUぽいですね。
ただ、サバサバと付き合うとそれはそれで気持ち良い反面、こっちが鯖であるべきでないと多少揺らぐ時にも、
鯖にされてしまうんですよね。あとでふと禍根が残るんですよね多分。
それは分かります。想像付きます。まあ禍根なんて、どっちに転んでも残りますよどうせ。

#ていうかドラマは全然観れてないんですけどね。この数年。
たまに映画なんか観てると、たいてい途中で母が、大根や電池が行方不明になったから探してくれとか、
病気医療系の番組で得た知識をわざわざ伝授しに来て、プラス生活態度とか軽い説教が始まるといった感じで、
興ざめ、移入中断になるので、物語性のあるコンテンツは集中して観れないので諦めています。
自分が観てる時は、まあ静かなんですけどね。その時間に合わせてこちらもコッソリ観ればいいんでしょうか、
と画策した事もありましたが、めんどくさいですね。切り替えスイッチ精神がおっつかないですね。


#さて今日の1曲ですが、最近なんか全部聴いてみようかなと思った、どうせ諸兄もそろそろ忘れつつあるはずの、
XTCのMaking Plans for Nigelです。個人的に印象が強いというだけで選びました。(どうぞググってください。)

というか、私の世代ではもっと後のThe Ballad Of Peter Pumpkinhead が印象深いですよね。1992年でしょこれ。
当時のオルタナ、Teenage Fanclubあたりの流れに呼応してたと思うんですけどねー。どっちが先かは微妙ですが。
敢えて素朴過ぎるかの美メロを何の衒いもないシンプルな演奏でやるという、そういうタームありましたね。
後にアノラックとか云われる諸々。歌詞は美メロに不適な毒を忍ばせている前提でもさらに無意味化を目指したり。
ていうか、Teenage Fanclubってあれだけ好きだったのに今は全然聴く気がしないのは、何故なのかなと思ってる
んですよね個人的に。同じくNonsuchの曲も、久々に聴いたら、あーこれだこれだ、あったねえーー、うわーーっと
妙な気恥ずかしさを伴いながらも今聴くと粗が指摘できたりする自分に腹が立ちます。いや嘘です。普通に良いです。
あくまでこっち側がね、無駄に贅沢な勘違いセレブグルメになっちゃっただけなんでしょうね。まったくね。


[返信]

 はじめて を見に行こうよ(もぐたん)
129   2014/06/06(Fri) 09:45
いち3  

こないだNHKで加山雄三さんと黒柳徹子さんが、思い入れのある楽曲を挙げていく
という内容の番組を観ていました。

そこで加山さんが「人生を悟ったように言うのは、一番良くない事だと思う。」と仰っていました。
今どきの人は、人生早くからいろいろ諦め過ぎだ、僕なんかこの歳で、燃料の要らない船で航海したい、
というような夢を持って生きているよ、といった内容だったと思います。

私はこんな風に書いたりしてる時も、やはり「いい加減、何かを悟らねばなるまいな」と
思っている部分は、まあたしかにあるにはありますが、良くない事でしょうかね。やっぱりね。

まあ、どうせ加山さんなんて、あの若大将キャラのまんま爺さんになったようなセレブな人だからな、
と誤解していましたが。ちょうど私が生まれた年に、若大将シリーズは下火、
親族経営のホテルが倒産し負債を抱えて、債権者に土下座する日々が5年ぐらい続いたらしく
無理矢理演歌を歌ってドサ回ってみたものの全く受けず、なぜかその前後に結婚したけれど
その経緯が週刊誌に叩かれる、といった苦難があったと語っておられました。
私が赤ちゃんの時に、ふって湧いた不幸にて土下座していたのかと思うとしみじみしました。

ところで加山さんて、日本ではロックの開拓者みたいなうちの一人じゃないですか。
意外かもしれませんが、私はべつに否定しませんよ。ベンチャーズテケテケだからといって。
「親父(っぽいもの)だから否定する」というのが、私には比較的あまりないと思います。
父親が6歳で亡くなり、その後もゴタゴタあったからだ思います。背中とか見て育ってないんですね。
というか、いわゆる親父(だいたい自分より20歳以上年上)には、つねに距離があるんですね。
たぶん物心ついて一度も、彼らに心を開いて話した事がないかもしれません。
というか逆に、「親父とも心を開いて話すべきだ」という理想めいた望みを、
私が多少空想している事自体、そっちのほうが欠落なのかもしれませんな、と
ふと逆に自己を疑って解釈して活路を見いだしてみたりもしました。たぶん父親が身近にいれば自ずと、
心を開いて話せることを望む事自体が不毛だ、と皆、学んでいるんだと思うんですね。
他人の回想録などを聴いていると。

まあさすがに私でも、もしたぶん自分の父親とか近しい親父が
例えば、ストーンズやディランやヤクザ映画は最高だな、とか自慢げに語っていたとしたら
ストーンズも好きにならなかったかもしれません。やっぱ反抗しますよね。今どきは反発も無いようですが。
そういう意味では、私においては予め欠落していた、という意味での救いもあるんでしょうか?
まあ気づいたら年齢的には、こっちが親父の部類になりつつありますがね。

ところでベンチャーズでお馴染みのあのモズライトのフロントピックアップって、
なんで高音弦のほうがネック寄りなんでしょうか?ストラトのリアPUと逆ですよね。
見た目デザイン以上の理由はあるのか、そもそもフロントPUは事実上飾りであって使わないのか、
20年前ぐらいから疑問に思っていたんですが、ネットで調べる気にもならないまま今に至り、
まだ疑問のままですが、そろそろ調べようかな。と云いつつ調べない贅沢と怠慢。
ちなみにラモーンズのギターはPUを換えてしまってるそうです。


さて今日の一曲ですが。話題とは全く関係ありませんが。このぐらいの蒸し季節になると久々に聴きたくなる
Kings Of Convenience(キンビニ)でございます。MisreadとかKnow Howとか全曲良いんですけど、
これは最もシングル的な曲でマスにattitudeを表明したようなPVで、これはこれで良いですよね。

90年代についての考察はだいたい私的には纏まったんですが、では2000年代は我々は一体何をしていたのか、
と、たまに考えてみます。KidAあたりからエレクトロニカの流行、あの辺は大きかったと思います。
あの空虚ぽい時代もひとつの、過去に培ったものの「清算」であり、それを通して我々は何らかの「作業」を
していたはずなのであります。その時代なりの価値観をアップデートしていたのでありまぁす。
80年代ネオアコあたりから、90年代のガジェット感、そして2000年代ニカ周辺にて清算された価値観、
その流れを通して培ったものの最後に残った形態が、キンビニというギター2本の、表面上、形式的には
S&Gの再来などと云われるが、実情としてはズタズタに削ぎ落とされた末の簡素なユニットの音だった、
というのは、それなりに滋味深いものでございます。そんな解釈をしております。ありまぁす。
私としましては、なぜか例の旧友に、キンビニのライブになると必ず連絡があり誘っていただいたので、
2度の来日公演を観に行けました。2006と2010年ですね。もうかなり経ったなー。とほほ。


#やあ坊さま。ハッピーバースデー。正直、私は自分の誕生日は基本憎たらしいので、いつも気持ちは複雑です、すいません。
書き込みが消えてもまあいいんですが、うちの環境ではスレが途中で切れて表示されない、という状況なんですが、
これもまあいいかと長い目で見ております。
AKB商法叩き、2ちゃん情報によると特にテレ朝が顕著だったようですね。Mステと何か因縁でもあったのでしょうか。


[返信]

 ろくがつ
127   2014/06/01(Sun) 20:03
やあ坊  

なんと誕生日です。こんな時だけ書くかまってちゃんですがこんにちは。

先日スパムを削除したのですがいち3さまの書き込みを誤って
ひとつ消してしまってないか不安ですが消えてないですかね?

#先週はAKBの握手会で傷害事件がありましたが興味深かったのは
あの手の事件が起こるとメディアは加害者を根掘り葉掘り
(友人のインタビューとか卒アルや文集公開とか)やるものですが
今回は被害者が有名グループということもあり加害者より被害者に
報道の重点を置くまではよかったのですが、被害者なのになぜか
「握手券商法の胡散臭さ」を強調して報道して、加害者の加害動機が
そのAKB商法に起因するとなったらいっせいに叩くための布石を
打ってるのが見え見えでした。結局単なる基地外犯行だったので
これ以上AKBを叩けず話題は終息してしまいましたが、メディアが
ふだんからAKBを好ましく思ってないことが垣間見える出来事でした。

#あまり関係ないことですがストーンズも69年にオルタモントの惨劇
と呼ばれるライブ中の殺人事件があり、高校生のころロック史を
紐解いていた私がその事件を知り後にブート屋でその映像を
高値で購入したりして「ストーンズダーク過ぎかっけー」と狂喜
しておりました。馬鹿な高校生でしたのでこういうエピソードで
喜んじゃうんですよね「ストーンズは悪の匂いプンプンじゃぁ」と。

#いち3さま
さくら学院の動画は非常に関心深く拝見しました。
その後wikiめぐりをしてベビメタがさくら学院の派生ユニット
というのも知りましたとさ。


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 美味しんぼチャゲアス
126   2014/05/20(Tue) 13:43
いち3  

また長文語りを書こうと思ってたんですが、なんか時事報道がいろいろあったので先に書きます。

#チャゲアスと美味しんぼって、全盛期ピークだった時代がだいたい同じですよね。
で、ASKAさんと山岡って、髪型似てますよね。いや髪形っていうか髪質かな。たぶん本数的に多いですよね。
漫画の画から髪質を読み取るのって、ある程度可能じゃないですか。たぶん年齢も同じぐらいなのでは。
などと、フォローし難い発想を投げかけて、お茶を濁すパターンってたまにありますよね。

さて、まあ、チャゲアスって皆よく語りますけど、私はたぶんカラオケで一度も歌った事が無いですね。
まあヒット曲はだいたい輪郭的に知ってますけど、あのチャゲのハモるパートを歌える自信が無いですね。
当時バイトで一緒の人にカラオケに誘われ、仕事帰りでしんどいなあと思いつつも付き合った時に、
同じ高校だったというその2人が、チャゲアスをハモり完璧に歌いこなしてて驚きました。
柔道か空手部出身で、普段全然そういう上手く歌うような印象が無かったんで、殊更に驚きました。
やはりこういうのは、部活に近い鍛錬とかそういう身体的なものなんだろうなと、しみじみしました。
私はろくにカラオケも歌えないのに、なんでこんな地方で一人でマニアックな音楽趣向とかに走ってるんだろうなと、
些か不憫になりました。いろんな要因で、帰り道がフラフラだったのでよく覚えています。

まあ、チャゲアスと美味しんぼってどっちもバブルな感じですよね。美味しんぼなんて企業接待に役立つとかいって
社内で読むのを推奨された事もあったらしいです。なのでアニメ化されて、子供にも観せる方向になって来た頃は、
なんか無理矢理な方向性だな、と、美味しんぼから世情を危惧してました。何をDang Dang 気にさせようとしているのか、
主旨が理解できませんでした。他にも、バブル時代のメディア周辺って、こういうチグハグ感がいつも気になってました。
藤子A氏がニュース番組で座ってたり、石森氏HOTELの人気もなんか違うよな、と思っていました。
なんで天下の巨匠漫画家までもが文化人、企業人的に消化されようと望むのかなという違和感がありました。
だからひいては、バブル崩壊するのもだいたい見抜いていました。

#片山ゆうちゃんが、ついに全面自供しました。私にも多くの人間にも「おまいら」と重ね合わせられるだけに、
同情する余地はあると思います。しかしネット上で愉快犯的な方法は、今どきは呆れるほど多岐に渡るのに、
こんな「懐かしい」とさえ思える手法で犯行を続けたというのはどうもアナログ的な執念深さがあり、そこが違和感ですね。
そのアナログさが逆に文学性への余地でもあるはずですが。

#忌野清志郎さんの例のNHKのを観ました。特に偏りを指摘したりだとか、そういうのはありません。私には良い番組でした。
COVERSは私にとっては当時、豪華ゲストも含め、とにかくいろんな意味で羨ましくなるアルバムでした。ここまでやってもいいんですねと。
まあ私の場合、チェルノブイリ問題なんかよりも、自分の人生がなんでこうもアホなのかと悩むほうに必死でしたがね。

青山斎場に皆が並んでいたあの日、テレビで大行列を観て、私はさすがに一人でここに並ぶ体力は無いなと諦め、
深夜にこっそりと斎場に行きました。兎オブジェぐらいは残っているかなと期待したけれど、すべて撤収されていました。
人もいなくて、タクシーで来て降りた途端に入り口で泣き崩れる彼と、それを慰める彼女、ような感じが2組ほどいたけれど、
私はただじーっと佇んでいました。たしか道の反対側で道路工事をやっていて、その他には人もいなくなったので、
葬儀場の上に、これがまさにアレかな、と思うほどに美しい満月に近い月がありましたので、写真を撮って2ちゃんにうpしました。
人の営みはそれぞれで、私が関れるのは、こういう形なのかもなと思いしみじみしました。


さて今日の1曲ですが、ポール氏が日本で療養中?らしいので、がんばってポール、という意味で選びましたが。
当時のAOR色に寄りつつ自分のかつてのメロディーを「こねくり回す」ような作曲性が、さすがだなと思わせた1曲です。
いろんなニーズに目を配っているから、こういう作曲セオリーを使えるんだと思い、そういう人は上手いなあと評価してしまいます。
逆に、目配りせず自己の独創性をもっと詰めるべきという評価軸もありますが、そのへんの真価を本当に掴めて云ってるんですかと。
あるいはそれらの匙加減、塩梅って、何なんでしょうか。みんな本当に分かって云ってるんですか、と問い詰めたい。


#ay8bさま。読ませていただきました。たしかにあんな亡き実母像に大人になって出会えたら、嬉しいと思います。
かわいいと思いました。


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 先週あたりの日常
125   2014/05/13(Tue) 14:31
いち3  

GWに、急に親族の葬儀の予定が入りました。なんというか、やっぱりあるんですねこういう事、といろいろ感慨に耽りました。
数日前に、4日に岡村ちゃんのライブがあるよ、チケットもあるサイトで入手できるよ、と2ちゃんで教えてもらったので、勢いに任せてたら
せっかくだから行くかと、チケット買ってたかもしれないですが、これでは予定が重なって大変になるところでした。
葬儀に恙無く参列する事が出来て、ともかく安堵しました。急だったけど、こんな私でもなんとかなるもんだなと、しみじみしました。

#私は言うほど酒が強くないと思います。500mlのサーモスに半分、つまり250mlの焼酎(25度)を入れて、それを散歩しながら飲み干すだけで
だいたいヘロヘロになりますので。価格にすると、いつも買う焼酎PETが2.7Lで1300円ぐらいだから、1日100円ちょっとぐらいですよね。
下手すると発泡酒よりも安上がりななはずですね。安上がりなもんですよ、私なんて。

で、焼酎を持って散歩したりします。時間帯はまあバラバラですが深夜早朝とか多いです。深夜でもまだ開いている店で食おうかなと、
とりあえずの目的は持ってたりします。しかしこれが連チャンになると些か食べ過ぎかな、と思うのですが、このところは
一昨日は幡ヶ谷のラーメン、昨日は代々木の文明軒のメンチと卵パン、今日は歌舞伎町のいわもとQのWエビ天そば、と続いてしまいました。
しかしまあ、世の中の営みの状況を観るのもひとつの楽しみではあります。

金曜の早朝の歌舞伎町だから、路上でリバースするホストなんかがたむろしてるかと思ったら、まあそういう人もデフォルトでいるにはいますけど、
いわもとQで私の両隣で食ってたのはジョギング姿のオジサンと、キャバ嬢でした。そんで店出て歩いていると、イケメンホストなのか韓流なのか、
目当ては誰かは知らないけれど、あるビルの前で和気藹々と「出待ち」をしている明らかにファンらしき女性の群れがありました。
ともかく今どきの世の中は、こんな歌舞伎町の中でさえ、皆がそれぞれニッチな事に夢中になっているんだなあと思いしみじみしました。

それでも私に果敢に客引きを仕掛けてくるのは、空気の読めない外国出稼ぎ新人でしょうか。水筒で酒飲みながら、SHUREのヘッドホンつけて
プリファブとかハワードジョーンズ聴いて歩いてる私が、こんな朝方に風俗店なんか入る気あるわけないじゃないですか。
まあ歌舞伎町だからしょうがないかもしれないですが。散歩ぐらいさせてください。

で、疲れたら公園とかのベンチで座ります。座ると大抵、鳩が寄ってきます。今日は一羽だけでした。はぐれ者の鳩でしょうか。
つい豆でも撒いたら、またどこかから集団が舞い降りて来そうなのでなるべく避けます。かわいそうだが今日はあげねえよ、と思って
ふと横を見るとベンチ上に、コンビニの梅おにぎりが食べずに置き去りになってました。
鳩って、こういうのがポンと置いてあるのになんで気づかないの?気づけよ鳩、気使ってんのか鳩?としみじみしながら、そのまま立ち去りました。
今日の思い出終了。


#やあ坊さま
BABYMETALって、海外ではメタルというジャンルには反キリスト教的な象徴性があって、さらにそれを女の子が集団でやるという様態でさらに
カウンター的なインパクトが相当あったから、つべからじわじわ人気が出たんだと思いますけど、そんな解説せずとも日本発信側においては
なんだか理由はよく分からないけど海外で人気出ちゃったから突っ走ろう、というのがなんともアニメアイドル文化的な乱痴気ですね。
ともかくメタルと反宗教性という、手垢のついたはずの象徴性が、今さらこんな形で再利用できたのかよ、という驚きポイントでしょうか。

で、BABYMETALといえばさくら学院、といえばバトン部という部門で、元シンバルズの沖井氏がプロデュースしてた事がありました。
これは往年シンバルズファンには驚きだったと思います。曲がファンの要求レベルを十分に満たす出来だったし、私も好きでした。
もう悔しいなあ、ってぐらい良く出来てる楽曲です。90年代後半のポスト渋谷系あたりで培った我々の価値観をチクチク突いてきますね。
そんなわけで貼っておきます。んー、まあ総じて「かわいいは正義」とはよく言ったものでございます。


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 『ネズミに捧ぐ詩』
124   2014/05/11(Sun) 18:43
ay8b  
http://d.hatena.ne.jp/ay8b/
NHKの清志郎の番組。
なかなか見応えありつつも、もうちょっとチャボの話が聞きたかったです。
加齢とともに太るミュージシャンが多いなか、チャボの細さが印象的でした。

で、その番組にも登場した、当時清志郎が書いていたノートを書籍化した『ネズミに捧ぐ詩』を読みました。
生みの母について記した文章は、まるで新しい信仰に目覚めた人のようでした。
でも、全体を通しての感触は清志郎が20代に書いた『10年ゴム消し』と同じで、
清志郎の「変わらなさ」も同時に感じました。
ブログにもレビューを書いてみました。


[返信]

 メタルマシーンミュージック
122   2014/05/10(Sat) 00:04
やあ坊  

アイドルグループのBABYMETAL(いわゆるベビメタ)が海外ツアーを
行うというニュースを見ました。
しかも海外フェスのメインステージでやるそうで中身が評価
されてるのか日本からの客を当てにしてそういう扱いにしたのかは
わかりません。ちなみに私は彼女らの曲はあまり知らない。

アイドルグループは多々ありますが彼女らを脅威に感じてるのは
パヒュームかなぁと思ったりします。きゃりーPPもかな。

#録画してあった忌野さんの特集番組をやっと見ました。
貴重な音源公開などもあって興味深かったのですが番組進行の
爆笑田中のエピソードは不要だったかな。
あと仲井戸さんも出てたのですがもう64歳ということもあり
ガリガリの老人でした。まぁブルースの人だから歳とっても
ずっと現役なんでしょうけど少々しんみりしました。

#野見さんとの邂逅、いいですねぇ。彼がトランスの現場に
来てたというのも意外です。


[返信]

 BPM140とATARI
121   2014/05/01(Thu) 02:47
いち3  

さて、もう1ヶ月前ぐらいになりますが、代々木公園のイベントに行ってきました。
春風というやつで基本トランス系のイベントらしく、無料だし、たまたま余暇とか趣味性が合致したので行ったわけですが。
わりと好みなアフロビートのバンドと、勝井祐二さんのバイオリンとドラムとジャンベの人力トランス系のライブ、これが思いのほか良くて、
(このお兄ちゃん若いのにドラム上手いなあと思って後で調べたら、ベテランの沼澤尚さんでした。すいません感涙しました)
結構ガンガン踊ってました。そしたら私の斜め前のほうにオジサンが来て、なんかすごいトランス的な感じで踊ってたので、誰かなと思ったら
さや侍の野見隆明さんでした。うわっ憧れの人が目の前にいるじゃん、と思って、音は最高だわライブは最高だわ、てな感じで、
なんかもう同時にいろいろ嬉しいというか感涙が訪れて、写真とか握手とかハグとかしてもらいました。
後で調べたら、野見さんはたまにトランス系のイベントで見かけるそうです。レイバーかもしれないとのことで、びっくりですね。
そんなわけで、私もなんか一人で高揚してしまって、その後も酒飲みながら、日が暮れるにつれDJが回す時間帯になったんですが、
ただ音に流されるままに3時間ぐらい踊ってました。こんな感じは久々でございました。

そんなわけで、トランスが好きになったかもな、と思いいろいろ調べました。細かいジャンルとしては、プログレサイケとか、ゴア源流のやつですね。
フルオン、モーニングなどさらに細分化用語があって些か不明なんですが、要は「アゲ要素(手法)が派手すぎると引くわ」という各々の忌避感覚で、
自ずとジャンル分類されているんだろうなと考えられます。アゲる展開とかメロディー使用とか、やろうと思えば何でも加えられますが、
やはり疲れるかな?とか。BPMもコア的に際限なく加速できるけど、やはり140ぐらいが生理的にも妥当じゃないですか、みたいな嗜好で。

ただトランスに恐らく通底するのは、基本ベースラインがほぼ一音だけですね。ドだったらドだけみたいな。ちょっと減3度か7度入るぐらいの。
家に帰ってからDTMとかで確認すると、ああこれは一音だからこそ良いんだな、と思いました。まあレイヤーとかフィルターとか音色は凝るわけですが。
上モノ含め、調性的にも音色的にも不穏にし過ぎないって定型はありますね。これは野外で明瞭に鳴るとか、機能上の規則でもあるんでしょうね。

しかし、トランスの曲って多分、世界中で1日に100曲ぐらいは量産されていると思うんですよね。皆踊りたいからですよね。生理的に。
だからネット上で探しても絶対覚えきれないぐらい膨大に出てくるんですよ。つまりアノニマスな存在ですよね。
しかしアノニマスだからこそ、踊ればいいんですね。踊れてしまうんですよね。
この用語、例のハック集団が登場する前から、わりと良い意味で覚えたんですけどね。デザインでいうとフラスコとかそういう意味で。

例えばEDMでもダフトパンクみたいなファンク源流のよく動くベースラインだとか、或いはテクノ源流の緻密なエディット、例外性を示す音色とか、
あるいはジャズ源流の特異なコードプログレッションやら、あるいはポップスの巧みに推敲されたメロディーだとか、さらに歌詞で文学性まで導くとか、
そういうのは以前から好きで評価の対象だけれど、トランスはある意味、そんなのとは別で、定型的な音のイベントそのものが世界っていうんですか。
もっと広い意味で云えば、音楽としての作家性は無に等しいけど、ただ音だけでクライマックスが何度も訪れるというか。そういうことでしょうか。
今までの私の音楽の選び方とか拘り方とは角度が違うのだろうけど、踊れてしまったので脱帽です。なんというか少し解放されました。
アノニマスですよね。前回書いた、オリジナルの無価値問題と繋がるかもしれないですね。作家性的なものは要らないと云えるかもしれないというか。
私も私である必要もない。たぶん私と野見さんも一心同体ですよね。それが、そんなにおかしな事でしょうか。そんなもんだとも思えるんですが。
まあ、以前から頭では分かっていた事かもしれないですが改めて思ったという事ですかね。たまには体感しなさいよ、という事でしょうかね。

ところで話はがらっと変わりますが。今月のサンレコマガジンにプリファブスプラウトの記事が載ってて嬉しかったです。
驚きました。今でもATARI1040というPCで制作をやっているんですね。手書きに近い感覚で使える道具だから換えたくない云々という話だったのですが、
そういう人は本当に脱帽です。ATARIですよATARI。あの珠玉のメロディーの中には、TEENAGE RIOT的な感情が培われているんだと思います。30年以上。
やっぱりそういう意味でも天才だったんだなと思ってしまいました。あと右耳と目が悪くなっているけど自宅制作はまだ続けるつもりだとか。
パディー氏の最近は髭にグラサンのZZトップ風だから顔もよく分からない容姿で、何かあるのかなとは思ってましたが。サムゴッチとは違いますよ。
あと、シンセのリリースを伸ばしきった一音だけを鳴らして、その音色だけで曲を書いてたとか話してました。天才ですね。脱帽です。
あと、トーマスドルビーはDX7だけは避けてたとか、ピートタウンゼントはスタジオでもギターを頭上で振り回してて、さすがピートだな、と思ったら、
ギターの穴に落ちたピックを取ろうとしてただけだった(ん、この話かつて別の人からも聞いた気がするが)等々、興味深いエピがありました。
あとクッキーシーンのブログにもインタビューありました。併せて一読されたい。

今回のコラム、主張という意味では矛盾はあるかもしれませんが、「脱帽」「一音」という要素だけで一応繋がりました。ありがとうございました。
さて、巷ではもうGW連休ですね


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